農機メーカー、人手不足やTPPにらみIT融合加速 無人トラクターなど開発進む (3/3ページ)

2016.6.16 06:44

井関農機が開発しているリモコンで操作する無人運転の「ロボットトラクター」(井関農機提供)

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 農地の大規模化で、今後は効率的な経営や作業のニーズが高まるとみられ、同社はITを活用したコンサルティングサービスも強化する方針だ。

 ドローンで稲作支援

 このほか、ヤンマーはコニカミノルタと提携し、小型無人機(ドローン)や無人ヘリコプターを活用した稲作支援の開発を進めている。ドローンに搭載したカメラで稲の状態を空撮。その画像から生育状況を把握し、無人ヘリで肥料を最適に散布するという。17年度以降の実用化を目指す。

 スマート農機を普及させるには実際に使いこなす人材が必要となる。人材育成も重要な課題だ。井関農機の勝野執行役員は「メーカー側も使いやすいものを開発しなければならない」と話す。普及には価格をいかに抑えられるかも、大きな課題となる。

 世界では人口増で食糧不足の課題がある一方、国内では農家の高齢化が進み、人手不足が懸念されている。さらに、農地の大規模化への対応やTPPの発効でコスト競争力の強化が求められており、スマート農機への期待は高まりそうだ。(黄金崎元)

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