和風の新レシピでヒット生む ミニストップのデザート「ハロハロ黒蜜きなこ」 (3/5ページ)

2016.6.20 12:00

「ハロハロ」シリーズで最高の販売数を記録した「ハロハロ黒蜜きなこ」

「ハロハロ」シリーズで最高の販売数を記録した「ハロハロ黒蜜きなこ」【拡大】

  • 上司らと商品開発の打ち合わせを行うハロハロ開発担当の頭川里映さん(右から2人目)=千葉市美浜区
  • 1995年の発売開始から、氷を使用したスイーツとしてミニストップの看板商品の一つとなっている「ハロハロ」
  • コンビニらしくない外観が特徴的なミニストップの新業態店「cisca(シスカ)」の店舗=東京都中央区

 きなこは飛び散りやすく、厨房(ちゅうぼう)内で他の商品に混じってしまうのではないかという懸念だった。全国販売に向け1年を切った段階での新たな難題に、頭川さんも困り果てたという。

 まず試したのは、きなこを飛び散りにくくする工夫だった。

 きなこに熱を加えて処理すれば、飛び散りにくくすることはすぐに可能だったが、風味は落ちてしまう。試験販売よりも味が落ちては、新商品として出せない。きなこを製造する取引先と試行錯誤が続き、「時にはメーカーさんから『いい加減にしてくれ』と怒られることもあった」と振り返る。

 14年10月から始めた改良作業の結果、味と両立させて商品化が可能なレベルに達したのは半年後の15年3月。5月に予定していた全国販売に「手続き上、ぎりぎり間に合った」という。

 こうして全国販売にこぎ着けたハロハロ黒蜜きなこは、ターゲットとしていた30~40代の女性客に人気だったほか、宇治金時を購入していたシニア層、男性客からも評判が良く、結果的に幅広い層から支持される大ヒット商品となった。今年も基本的なレシピは変更していないが、「黒蜜により黒糖の味が感じられるようにしたり、氷に黒蜜がより絡んで味わえるように製法を工夫したりした」と明かす。

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