
関西電力の株主総会の様子を映すプレスルームのモニター。株主総会で発言する八木誠社長(中央)=28日午前、大阪市福島区の堂島リバーフォーラム(村本聡撮影)【拡大】
関西電力の株主総会が28日午前、神戸市内で始まった。関電は、度重なる司法判断で原発が停止に追い込まれ、電気料金が高止まりしている。株主からは、原発に頼る経営のあり方などに批判が集まりそうだ。また、大株主の大阪市からは吉村洋文市長が初めて出席。大阪市長が株主総会に顔を出すのは2年ぶりで、関電と大阪市との激しい応酬が予想される。
午前10時、会場の神戸市中央区の「ワールド記念ホール」では、関電の森詳介会長が開会宣言。冒頭、「昨年度は燃料価格の下落の一時的要因で黒字となったが、今年度の業績は見通せない状況であります。このため、株式配当が無配となったことを深くお詫びします」と陳謝した。
会場周辺には総会前から、大勢の株主や報道陣が詰めかけた。奈良市の元教員、前圭一さん(68)は「原発の依存度が高く、経営の問題になっている。脱原発を基本に据えるよう求めていきたい。電力という公共性の高い企業だからこそ、そうした経営判断を取ってほしい」と話した。