
東京電力の株主総会であいさつする広瀬直己社長のモニター映像=28日午前、東京都渋谷区【拡大】
一方、別の株主からは電力小売りの全面自由化で新規参入した東京ガスに顧客を奪われていることに関して、「来春の都市ガス小売りの全面自由化で、(顧客を)取り返すことができるのか」と心配する意見も出た。これに対しては東電側は「電気とガスのセット販売を実現したい」と述べ、巻き返しを約束したい。
このほか、核燃料サイクル事業の中核を担う日本原燃や、日本原子力発電への出資を中止することを定款に加えるように求める株主提案も提出された。提案した株主によると、「10兆円の税金投入で生きながらえている東電HDが、将来性のない2社に出資を続けるべきではない」という。
しかし、東電側は「国の基本方針にのっとり、協力していく」などとして、議案は否決された。