
あらゆる産業機器をIoTの情報基盤「プレディクス」とつなぐイメージ(GE提供)【拡大】
IoTビジネスは企業の経営課題を解決するのを最優先としているため、情報基盤は基本的には互換性を持ったオープンな技術環境だ。実際に他の情報基盤と連携した方が良いケースも多く、競争相手が協業先にもなる複雑な構図で、日立の小島執行役専務も「IoTのビジネスモデルはモノを売るのではなく、情報基盤を使って助ける感覚で、今までとは違う」と、事業展開の難しさを口にする。
ただ、より多くの利用者を獲得した情報基盤が、市場で中心的な影響力を獲得することは間違いない。
今は各社が情報基盤の提供を始めたばかりで競争は横一線。とにかく具体的な活用例を増やし、「効果が目に見える事例を増やすのが重要」(小島執行役専務)な段階だが、ここで抜け出し、画期的な成果を示した企業がまずはIoT時代をリードすることになりそうだ。(黄金崎元)
■主なIoTの情報基盤(企業/情報基盤名)
GE(米) 「プレディクス」
IBM(米) 「IBM ワトソン IoT PF」「ブルーミクス」
インテル(米) 「インテル IoT PF」
マイクロソフト(米) 「アジュール IoT スイート」
SAP(独) 「SAP HANA クラウド PF」
日立製作所 「ルマーダ」
富士通 「富士通 クラウド IoT PF」
※PFはプラットフォームの略