
報道陣に公開されたホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」のラウンジ=19日午前、東京都千代田区【拡大】
西武ホールディングスは19日、「赤プリ」の愛称で親しまれた旧グランドプリンスホテル赤坂跡地を再開発した高級ホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」(東京都千代田区)を報道陣に公開した。東京のビジネス街では、星野リゾートが大手町に高級旅館「星のや東京」を20日に開業するほか、三井不動産も近隣に外資系ホテルの誘致を発表しており、激戦区の様相を呈している。
「世界規模で愛されるホテルを目指す」。プリンスホテルの武井久昌専務は27日の開業へ意気込む。
ザ・プリンスギャラリーの客室数は250と都内のプリンスホテルで最小規模ながら、米ホテル大手スターウッドの最高級カテゴリー「ラグジュアリーコレクション」に加盟。眺望を生かした吹き抜けロビーや天空に浮かぶような客室デザインなど「美術館のような雰囲気」(プリンスホテル)を味わえる。
星のや東京は地上17階・地下2階建ての“タワー型旅館”。星野佳路社長は「日本旅館が大都市、さらに海外でも通用することを証明する」と強調する。