【PC Watch】東芝、PC開発・製造の心臓部を初公開(下) 中国人スタッフを徹底教育 (4/5ページ)

2016.9.5 06:56

東芝情報機器杭州社で、実際にラインで作業する中国現地スタッフの「全能工」
東芝情報機器杭州社で、実際にラインで作業する中国現地スタッフの「全能工」【拡大】

  • 見学の日は、過去のはんだ付けと組み立ての選抜選手による実演も行われた
  • コンテストに選抜された選手は、このようにポスターが作成され工場内に張り出され、応援メッセージが書き込まれている
  • 設計センターの辻浩之GM(中央)と現地の開発スタッフたち
  • はんだ付けについて、初級から指導員まで7段階の技能認定制度を設けている

 コンシューマー意識

 今回、現地採用の若い中国人設計スタッフにも話を聞けた。彼らは今回発売されたdynabook Tシリーズの開発にも携わっている。そんな彼らに「TIHに入って、今後どんなdynabookを作ってみたいか」という質問をぶつけたところ、以下のような答えが返ってきた。

 「今までは安全性と品質を重視する法人向け製品を手掛けてきたが、今回からコンシューマー向け製品にも携わるようになった。コンシューマー向けでは、ユーザーにどのような印象を与えるかが重要。多くのユーザーが一目惚れするような製品を開発したい」

 「ノートPCは東芝が作り出したもの。個人的に、長年東芝のノートを使ってきたが、品質に対するこだわりを感じていた。この市場のグローバルの展開は速く、競合メーカーの考え方も変わってきているので、東芝も考え方を変えないといけない。特に今後、私たちは、ビジネス向けとコンシューマー向けの観点を区別していかなければいけない。ビジネス向けで培った品質を維持しながら、コンシューマー向けに面白くて、楽しめるdynabookを展開して、感動を与えたい」

確かに東芝のPC事業は縮小されたが…

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