電源開発(Jパワー)は9日、青森県大間町に建設中の大間原子力発電所について、今年11月としていた本格工事再開を2年程度延期し、2018年後半に見直すと発表した。原子力規制委員会の安全審査が長引いているためで、22年度ごろとしていた運転開始時期も24年度ごろに先送りする。同日、青森県や大間町など地元自治体に延期方針を報告した。
Jパワーは14年12月に審査を申請。当初は1年間で審査を終えて本格的に工事を再開するとしていたが、規制委に説明不足を指摘されて審査が長期化し、昨年9月に1年程度の延期を表明した。
大間原発は商業炉として世界で初めて、プルトニウムを含む混合酸化物(MOX)燃料を全炉心で使える設計。08年に着工したが、11年の東日本大震災で工事を中断。工事進捗(しんちょく)率は震災前と同じ約38%のままとなっている。