【日本発!起業家の挑戦】コミュニケーション・ロボットの未来 (4/6ページ)

2016.10.4 05:00

ユカイ工学の青木俊介氏
ユカイ工学の青木俊介氏【拡大】

 --スマホがすでに統一UIになっているのでは

 「そうかもしれません。しかし、家庭で一番避けたいことは、家族みんなが自分のスマホ画面を見つめている状況です。スマホを手にした瞬間、その人はもう家族と一緒に家にはいないとさえ言えます。スマホを手にするということは、一人っきりになるのと同じことです。ロボットのUIとの関わりは、ペットとの関わりに似ています。ロボットと話していても、家族との会話が断ち切られるわけではないからです。ロボットが家族の一体感を強める可能性もあるのです」

 --ロボットが参加すれば、スマートホームの管理も家族で行うアクティビティーになるということですか

 「その通りです。UIというものを考え直さなければなりません。スマホのUIはもう完成されたと思いますから、そこに進化はあまりないでしょう。20~30年はだいたい同じままなのではないかと思います」

 --そうですね。UIは一度受け入れられると大きく変化しません

 「1991年の古いMacをまだ持っていますが、OSのメタファーは現在のものとまったく同じです。今のマシンは動きが速く、グラフィックスは美しいけれど、僕がマシンと関わる方法は根本的に20年以上変わっていません。ユーザーが一度そのUIに慣れてしまったら、変化を許さないのです」

 --次のステップは過激な変化になると。UIとしてのロボットですね

 「僕はそう信じています。あとはうまくいく方法を考えるだけです(笑)」

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