
会見する出光興産の月岡隆社長(右)と昭和シェル石油の亀岡剛社長=13日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
昭和シェルの株主構成は、RDSとサウジアラムコを合わせ50%を超えている。公開買い付け規制のため、我々が株を取得した時点でもう一方の株主とは話し合えないため、取得してから全条件を示そうと思っていた。株主対策は最善を尽くしていた」
--「創業家の拒否権を崩してまでも進みたくない」とのことだが、増資などは行わないのか。あくまで賛同に回ってもらいたいとのことか
月岡社長「色々な方策があったとしても、現状を打開する方策としては、大株主に『昭和シェルとの統合こそが全ステークホルダーの共同利益に資する』と理解してもらうことがベストの方策だと思っている。また必ずご理解を頂けると思っている」
--これまで「創業家の説得をぎりぎりまで続ける」としていたが、延期決定までの経緯は
月岡社長「『物理的に難しくなってきた』と両社の経営陣が認識した。公取委のクリアランスを頂けていない状態で、また頂いたとしても、今回の統合スキームでは株主の3分の1の同意を頂かなくてはいけない、それがJX・東燃ゼネラルの統合と異なる。またサウジアラムコとの協議を踏まえ、合併条件を詰めてから大株主に理解いただいて臨時株主総会を開く段取りが、4月の統合実施までに難しくなってきた。統合を確実にやり遂げる上で延期が得策だろう、と判断した。これは創業家へのメッセージでもあるので、亀岡さんの話も踏まえて協議のテーブルについて頂きたい」
亀岡剛・昭和シェル石油社長「当社も同じだ。来年4月の統合を目指していたが、大株主が反対している状況で物理的に無理だと判断し、延期発表が必要と考えた」