【出光・昭和シェル経営統合延期 会見詳報(1)】出光の月岡社長「創業者の出光佐三氏がご存命なら統合に賛成」 昭和シェルの亀岡社長「時期は延期するが将来は…」 (1/7ページ)

2016.10.13 20:09

会見場に入る出光興産の月岡隆社長(手前)と昭和シェル石油の亀岡剛社長=13日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)
会見場に入る出光興産の月岡隆社長(手前)と昭和シェル石油の亀岡剛社長=13日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】

 来年4月1日予定だった合併について、延期を決めた出光興産の月岡隆社長と昭和シェル石油の亀岡剛社長が、13日午後5時過ぎから東京都千代田区の経団連会見で記者会見を開き、経緯と今後の計画などを説明した。

 会見冒頭での両トップの説明は次の通り。

■出光の月岡社長

 初めに、創業家との協議に関わる一連の騒動に対し、両社のすべてのステークホルダー、特に昭和シェル石油関係の皆様に多大な迷惑をかけていることを、心からお詫び申し上げる。私共出光興産と昭和シェル石油の経営統合は、今なお両社の持続的成長のために最適な組み合わせで、最善の策と確信している。しかし残念ながら、大株主の創業家の同意が得られておらず、建設的に進める見通しが立っていない。新会社は、心から祝福されてスタートするのが理想的と思っている。当初は賛同いただいていた筆頭株主の翻意に直面したことで、当初は「方針通り進めてよいか」と相当悩んだ。そんな折、全国の販売会社の皆様から、心配の声と叱咤の声を数多く頂いた。家族同様のつきあいをしている販売店の声はとても重く受け止めなくてはいけないと思った。今般、創業家を筆頭に各ステークホルダーの皆さんとの協議に十分な時間を確保する必要があると判断し、経営統合時期の延期を決めた。

 両社はこれまで、30以上の分科会でオープンな議論をし、ベストな統合のあり方を真剣に検討してきた。こうした入念な準備を通じて両社従業員の間には「同じ会社の仲間」としての一体感が形成されつつある。「日本初の新しいエネルギー会社、真のリーディングカンパニーを作れる」との確信と、確かな手ごたえを感じている。時期を遅らせてでも、確実に統合をに実現すべきとの判断で、両社の経営陣が一致した。

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