
会見場に入る出光興産の月岡隆社長(手前)と昭和シェル石油の亀岡剛社長=13日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
次に「イランとサウジ」の問題だが、昭和シェル石油の株式を、サウジアラムコ社が15%保有している。だからといって、昭和シェルにとって不利益なサウジ原油の購買は一切していない。当社の利益につながる取引しかしていない。イランについてだが、今年1~6月に日本に入ってきたイラン原油のうち55%が昭和シェル石油経由だ。イランの国営石油会社は、各社と価格交渉するのではなく、アジアのチャンピオン企業と年4回交渉している。それは歴代、昭和シェルが行っている。当社とイランの関係も非常に長い。また、原油調達のダイバーシティについても、中東だけでなくコロンビアやベネズエラから輸入しているし、グループ会社の東和石油は、通常は精製できない重質油も処理できる。また中東の油についても、ロシア・ナホトカ経由で3日で日本に持ってこられる。すなわち、中東だけでなくいろいろなところから持ってこられるわけだ。
最後に「文化の問題」だが、両社とも100年以上の歴史があり、日本のエネルギー安定供給に尽くしてきた。シェルが日本に来たのは1900年だ。各国にシェルグループの会社があり、昭和シェル石油は他国でビジネスができない。すなわち日本の皆様がビジネスのパートナーであり、当社は116年間、日本の皆様にコミットしてきた会社だ。もちろん当社だけでなく様々なパートナー、特約店と共に油をお届けしている。