
会見場に入る出光興産の月岡隆社長(手前)と昭和シェル石油の亀岡剛社長=13日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
■昭和シェルの亀岡社長
昨年7月30日に統合協議の発表会見を開いた。その際に申し上げたのは「我々石油業界が一番に考えなくてはならないことは日本国民へのエネルギー安定供給である」ということだ。そのためにはしっかりした財務基盤が必要であり、需要が右肩下がりの中、安定した基盤を作るためには「経営統合がベスト」だとの結論に至ったわけです。両社のシナジーについても、精油所の立地や強み、マーケティングなどいろいろな切り口からみて、ベストパートナーだという考えは全く揺らいでいない。従って、統合時期は延期するが、統合に向かって一生懸命やっていくことは微動だにしない。昭和シェルにはロイヤルダッチシェルという大株主がいる。株主の理解を得ながら経営を進める重要性は、身にしみるほどわかっている。今回、出光の大株主から十分に理解を頂いていないということで、ある程度の時間を取って理解を頂くことが新会社のためになると考え、こうして発表することにした。
出光の大株主の皆さんから、昭和シェルについて「こういうところがあるので統合はよくない」と何度か意見を受けている。(それに対して)私共から述べたことはないので、この場で少し話したい。大きく3点ある。「労組」「イランとサウジアラビア」「企業文化」の問題だ。