
会見場に入る出光興産の月岡隆社長(手前)と昭和シェル石油の亀岡剛社長=13日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
日本にエネルギーを安定供給することは当社創立以来のミッションであり、決して変えてはいけないと思う。その手段として経営統合を決断したが、他社との経営統合が「変えてはいけないもの」になるのかどうか、創業者の出光佐三氏がご存命なら必ずや賛同いただけるのではないかとの結論に至った。両社は生い立ちこそ異なるが、根底の価値観には共通点が多く、水と油の関係ではない。加えて当社の社風には普遍的な良さがあり、統合後も維持されると確信している。
出光昭助名誉会長の薫陶を受けてきた立場として、こうしたことを申し上げるのは心苦しいが、当社が上場企業として様々なステークホルダーとの関係の上に成り立っていること、全世界の人々の共同利益の向上につながることを是非理解していただきたい。そして直接の協議に応じていただきたい。創業以来、当社は何度も困難に見舞われ、そのつど歯を食いしばって一人一人が、そしてみんなで乗り越えてきた歴史があり、そうした精神こそが創業者が残してくれた最大の財産だ。
昭和シェル石油様と対等の精神で統合を進めたいとの考えはいささかも揺らいでいない。昭和シェル石油のステークホルダ-の不安を取り除くべく、誠心誠意説明していきたい。