
会見場に入る出光興産の月岡隆社長(手前)と昭和シェル石油の亀岡剛社長=13日午後、東京都千代田区(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
まず「昭和シェルには労組が7つもある」といわれるが、それは、関係会社の5労組も含めて有価証券報告書に記載している。出光も同様に、関係会社に11の労組があるそうだ。私共の主たる労組の理念は、「会社の発展と社員個人の成長を成し遂げ、ウィンウィンの関係を作る」ことが理念だ。実際、私共と労組は年2回、経営協議会を開いて、今後の会社の発展に向けた協議を労使一体で民主的に行っている。あるいは、会社の製品の販促運動を労組発でやってくれたりしている。私自身、若い頃は中央役員をしていろいろな勉強をした。他の経営陣にも労組出身者が多い。従業員を大切にすることが社業発展に資すると身にしみてわかっているからこそ、当社は離職率が低く、ダイバーシティの推進につながっている。昭和シェルの経営理念は「私たちのエネルギーで未来を元気にする」だ。それは、組織や個人の持つ「元気」で未来を元気にすること、つまり「社員ひとりひとりがいかに生き生きと働くか」が重要であり、そうでなければ経営理念は達成できない。昨年の発表以来、出光と何度も話をしてきたが、「人間尊重」や「社会貢献」といった出光の理念とは相通じるものが多い。