出光興産と昭和シェル石油が出光創業家に両社の合併を反対され、平成29年4月に予定していた合併を延期した問題で、出光は1日、先月13日の両社社長による記者会見以降、創業家側にまだ面会していないことを明らかにした。「いろいろなタイミングが合っていない」(出光広報)ためだという。
出光は公正取引委員会の進める石油元売り再編の審査を経て、英オランダのロイヤル・ダッチ・シェルから昭和シェル株33.3%を取得する計画を変更しない方針だが、創業家側は「話し合う前提は株取得の断念」としており、両者の主張は平行線をたどっている。
今後の打開策についても、「(創業家と)お会いする機会を設けるしかない。メッセージは(新聞記事などを通じて)さまざまな形で出している」と述べるにとどめた。
一方、出光が同日発表した9月中間連結決算は円高などで売上高は前年同期比23.6%減の1兆4263億円となったが、在庫評価損の圧縮寄与などで、営業利益、経常利益、最終利益のすべてが黒字転換した。最終利益は227億円だった。