■オフィス変化に合わせた提案に注力
--オフィス家具をめぐる市場環境は
「世の中の変わり目は新しいことが受け入れられる時期で、ビジネスチャンスでもある。その意味で2017年はとても面白い年になると思う。働き方改革に注目が集まっているからだ。当社は『スイフト』という電動で上下に昇降するデスクを販売している。立って仕事をできるのが売り物で、一昨年あたりに『他社と違うことに取り組みたい』と考える経営者が飛びついた結果、座り続けるのに比べ発想力も豊かになるとの評判が広まり、『これはよさそうだ』と続く人が増えている。ここまでくるとさらに加速するのは必至。一般的なデスクを捨てて、昇降型に乗り換える動きが活発化するとみている。一方、20年の東京五輪に向け都心部では再開発が活発に行われ、大型オフィスも続々と誕生している。これも追い風だ」
--デスク以外でも、働き方改革を象徴するような商品が相次いでいる
「プロジェクトを進めるに当たっては、いろいろな部門を渡り歩いて話をまとめるといった手法に代わり、関係する社員が1カ所にパッと集まり効率よく議論を進める形が一般的になった。オフィスは思考する場になりつつあり、職場が大きく変化を遂げる可能性がある。一連の動きに対応するには、今までの家具では対応が難しい。このため『ソファに座って仕事をしましょう』といった感覚の、リビングのようなオフィスの提案にも力を入れている。パソコンをはじめとしたOA機器が台頭した頃にオフィス環境は激変したが、現在の方がその度合いは大きい」