■MRJ開発、社長管轄で意思決定早く
--重工業を取り巻く環境は
「良くはない。新興国経済が低迷し、一部の国は今後も低迷する見通しで、当社の発電プラント事業も影響を受けるだろう。原油安で燃費向上ニーズが薄れる中、大型旅客機の生産量も少し落ちている。商船事業もてこ入れしないといけない。空調や冷熱機器、ターボチャージャーは堅実だ」
--開発が遅れている旅客機「三菱リージョナルジェット(MRJ)」に関し、昨年11月に社長直轄の事業推進委員会を立ち上げた
「もう一回、私が(計画を)見直した方がいいだろうと考えた。意思決定も早くする。どこに問題があって、(解決が)簡単ではないということは理解した。1月中には、現状について説明できるようにしたい」
--5度目の納入延期が現実味を帯びている
「それ(延期)も含めて検討している。現状では決して(2018年半ばの初号機引き渡しを)守れる状況にない。型式証明をいつとれるか読みづらい。(初号機を導入する全日本空輸などには)遅れる可能性が十分あるとは伝えており、ご理解いただいている」
--造船事業では、今治造船など専業3社と提携協議を進めている
「関係者の打ち合わせは順調と聞いている。どういう形(の組み方)になるかは、一番やりやすい形にしなさいとだけ言っている。生産の統廃合は急にはできないだろう。雇用は極力、動かさない」