■百貨店復活へ業態の独自性が重要に
--トランプ効果で、円安・株高となっているが、今年の消費動向をどうみるか
「ここ2~3年の傾向を分析すると、為替と株と消費はつながっているように見えるが、動きがあるのは富裕層だけだ。中間層の消費購買は厳しい」
--消費者の節約志向が続いている
「節約志向とは少し違うと思う。中間層は将来への不安で、お金の使い方が変わってきている。価値あるものにはお金を使うが、無駄なものは買わず、吟味している。魅力あるものを提供しないといけない」
--百貨店ビジネスが厳しくなっているが
「130兆円の小売市場のうち、百貨店全体の売上高が6兆円で5%を切っている。独自性のある業態にするのが重要だ。このまま人口が減って、売り上げは伸びなくなる。損益分岐点を下げるしかない。今のビジネスモデルを変えないと生き残れない」
--地方4店舗のリストラを明らかにしたが
「構造改革は全店舗が対象だ。リストラなので、地方だけでなく、首都圏でもあり得る。店舗の閉鎖は考えていないが、売り場面積の縮小や管理職ポストの削減を検討している。今年の春に具体案を発表する」