
米スナップの上場を示す表示=2日、ニューヨーク証券取引所(ゲッティ=共同)【拡大】
若者に人気の写真・動画共有サービス「スナップチャット」を運営する米スナップが2日、ニューヨーク証券取引所に新規上場した。米メディアによると終値ベースの株式時価総額は約340億ドル(約3兆8890億円)。米国でのIT企業の上場としては、2014年の、中国のアリババグループ以来の大型案件となった。
終値は24・48ドルと公開価格の17ドルを大きく上回った。投資家の旺盛な買い注文に支えられ、好調な滑り出しとなった。
スナップチャットは11年、スナップのエバン・スピーゲル最高経営責任者(CEO)らがサービスを開始。スマートフォンにアプリを取り込んで使うのが一般的だ。友人らから送られた写真や動画が一定の時間後に消滅するのが特徴で、10代、20代を中心に支持を集めた。
日本でもサービスを展開している。スピーゲル氏は人気モデル、ミランダ・カーさんの婚約者としても知られる。(共同)