出版不況なのに80万部売れる「コロコロコミック」 男子が読まなくなるきっかけは… (4/6ページ)

和田: 『コロコロ』はちょっと特殊な雑誌なんです。毎月購読している大人が何万人もいるわけではありません。基本的には、閉ざされた世界。大人が入り込みにくいので、子どもたちだけが楽しんでいる。といったこともあって、男の子たちも安心して読んでいるのではないでしょうか。どういった作品が掲載されているのか、どういった表現をしているのか、といったことを大人は気付いていないかもしれません。

土肥: なるほど。話は変わりますが、企画の立て方について話を聞かせてください。ワタシはビジネス誌を担当していて、企画を立てるとき「40代のビジネスパーソンはこんなことに悩んでいる。じゃあ、これで」といった感じで、自分と近い立場の人を想像しながら展開しています。でも、『コロコロ』の場合は違う。読者は小学生の男の子。年齢が離れた子どもたちはどんなことに興味をもっているのか。よく分からないのに、どのようにして企画を考えているのでしょうか。

『コロコロコミック』の創刊号。『ドラえもん』がたくさん掲載されていた

『コロコロコミック』の創刊号。『ドラえもん』がたくさん掲載されていた

ネタのヒントは必ずどこかにある

和田: 小学生の男の子にも、ガリ勉だったり、スポーツが得意だったり、お笑いが好きだったり、ゲームが上手だったり、さまざまなタイプがいますよね。私たちはそうしたさまざまなタイプに対応していかなければいけません。

 編集部員の中には、サッカーがとても大好きで、ワールドカップの際には必ず現地に行って応援する者がいます。一方、サッカーには全く興味がなくて、ワールドカップが開催していても、デートに行く者もいます。編集部にはこうした“幅”がとても大切だと思っています。そうした幅があるということは、子どものころの記憶にも幅があるんですよね。

土肥: さまざまなことに興味をもっている子どもたちに対応するには、編集部に多様性が必要だと。

和田: 自分が小さいころにブームになったものがあれば、自分はなぜそれに引かれたのかを考えなければいけません。そして、それをいまに置き換える。「これがいま流行っているけれど、自分が子どものころのこれね」といった具合に、結び付けなければいけません。そして、そこからヒントを得て「ひょっとしたらこうしたらヒットするかも」といった流れで企画が進んでいくことがあります。

「もう『コロコロ』は読まない」となるタイミング

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