みんクレ、投資家無視の「禁じ手」実行か 類を見ぬ杜撰な実態と強引な幕引きに怒りの声 (2/5ページ)

 また、創業者の白石伸生・元代表取締役が、集めた資金を自身の借入返済等に充てていたことも発覚するなど、類を見ない杜撰な実態が白日の下にさらされた。同庁の検査結果では「ファンドからグループ企業への貸付金は返済が滞る可能性が高い」と結論付けられた。

 業務停止命令の期間終了後も、「早急な業務の改善を目指す」として新規の投資勧誘等は休業した。一方、2017年4月29日には白石代表が辞任し、阿藤氏が新たな社長に就任した。

◆投資家への償還は昨年7月から滞っている

 みんクレから投資家への償還は、東京都から行政処分を受けた2017年8月直前の7月分から滞り、その状態は現在も続いている。未償還の金額は約31億円にのぼる。

 みんクレは投資家に対し、「行政処分後、代表交代や貸付先との資本関係の解消、影響力の排除、白石前代表の経営から独立を図り、貸付先であるグループ企業からの債権回収を行っていた」と説明している。

 だが、一部の投資家がブルーウォールジャパン(当時)に仮差押えを実行したことでグループ企業への信用不安が広がり、予定していた不動産売買による返済などが頓挫。グループ企業からみんクレへの貸付金の返済が滞り、償還ができなくなったとしている。

貸付先とのいびつな関係