みんクレ、投資家無視の「禁じ手」実行か 類を見ぬ杜撰な実態と強引な幕引きに怒りの声 (3/5ページ)

 その後、みんクレと貸付先のブルーウォールジャパンらは返済を巡って2017年9月から11月にかけ合計3回の調停を実施した。しかし、最終的に貸付先から提出された弁済計画は非現実的であるとして交渉を打ち切り、貸付先と保証人に対して貸付金返還請求訴訟を東京地裁に起こした。

◆貸付先とのいびつな関係は「時間稼ぎの茶番劇」

 この間の約半年間、みんクレからの償還は滞ったまま。投資家は、みんクレと旧グループ会社である貸付先との貸付返還請求のやり取りを冷ややかな目で見つめていた。

 というのも、創業者の白石氏はみんクレの代表取締役を辞任したが、ブルーウォールジャパンの代表だ。当初、ブルーウォールジャパンが100%保有していたみんクレ株式は2017年5月、みんクレの新社長である阿藤氏と取締役1名にすべて譲渡したが、一方で、阿藤新社長はブルーウォールジャパンの役員でもある。

 みんクレとブルーウォールジャパンは現在も同じビルに入居している。また、阿藤新社長はかつて、白石氏が率いた事業再生会社のスピードパートナーズ(その後八丁堀投資に社名変更し、2014年5月に債権者申立により破産開始決定)傘下の八丁堀住宅(旧:らいずほーむ)が2014年5月に破産した時の代表者だ。

 いわば身内同士で貸付金の返還を争っているようなもので、いびつな関係は「時間稼ぎの茶番劇にすぎない」と多くの投資家から指摘されている。

◆債権回収会社へ譲渡、返金額はわずか3%

 こうしたなか、2月23日夜、みんクレから投資家に債権譲渡の決定メールが届いた。

脚光浴びた「再生請負人」の転落