市場規模は12兆円! デジタル・非デジタルの「両輪」で成長続けるコンテンツ産業 (1/5ページ)

 デジタルコンテンツ協会が国内のコンテンツ市場について調査した「デジタルコンテンツ白書2018」がまとまった。2017年のコンテンツ産業の市場規模は、インターネット広告やオンラインゲームの運営サービスの売り上げが大きく増え、雑誌や新聞といった紙媒体の落ち込みをカバーして総額12兆4859億円となり、前年から1.4%増加した。プラス成長は6年連続。今後も紙媒体の減少傾向は続きそうだが、全体のデジタル化率は69.6%で7割近くまで伸びてきており、電子書籍や動画配信といった分野の伸長と、非デジタルながらもライブエンターテインメントの活況を受け、成長していく可能性が高そうだ。

 コンテンツ別では電子書籍・オンラインゲームが高い伸び

ゲーム人気は堅調(東京ゲームショウ2017の様子)

ゲーム人気は堅調(東京ゲームショウ2017の様子)

 2017年のコンテンツ産業をコンテンツ別に見ると、動画が4兆3718億円で前年比0.2%減とほぼ横ばい、静止画・テキストは3兆4185億円で同4.5%減と、雑誌収入、書籍販売、新聞社総売上といった紙媒体のダウンを反映して落ち込んだ。電子書籍は2213億円で前年比13.8%増を記録しており、紙媒体の低落をどこまで吸収できるかに関心が集まりそう。ゲームは2兆1313億円で前年比10.4%増。内訳ではオンラインゲーム運営サービス売り上げが1兆4256億円で同13.4%増と高い伸びを見せており、ゲーム産業に起こっているゲームアプリへのシフト等を反映した形となった。音楽・音声は1兆3438億円で前年比2.7%減。ネットワーク配信売り上げが伸びる一方でDVDセルやCDレンタルといったパッケージ分野が軒並み低下した。

メディア別ではネットワーク市場が大幅伸長