【京都発 輝く】リーフ・パブリケーションズ 出版、宿泊…多角化で京滋の街づくりに一役 (1/6ページ)

 京都、滋賀の情報にこだわる月刊誌「Leaf(リーフ)」を編集・発行する出版社、リーフ・パブリケーションズ(京都市中京区)。グルメ情報に定評がある月刊誌発行のほか、近年は京都市内で宿泊施設やすし店、カフェなどの運営も手掛け事業多角化を意欲的に進める。インバウンド(訪日外国人客)らでにぎわう古都・京都の流行の変遷をウオッチし続け、観光や街づくりに民間の立場で一役買おうと考えている。

リーフ・パブリケーションズが運営する宿泊施設「先斗町別邸」から見た鴨川の風景。5~9月に川床を楽しめる客室もある=京都市中京区(同社提供)

リーフ・パブリケーションズが運営する宿泊施設「先斗町別邸」から見た鴨川の風景。5~9月に川床を楽しめる客室もある=京都市中京区(同社提供)

 「女性目線」を貫く

 「リーフ」創刊は、今から約22年前の1996年4月に遡(さかのぼ)る。18歳から約8年間勤めたリクルートから独立し、京都で広告代理店を経営する中での発想だった。中西真也社長(56)は「バブル経済崩壊の影響で広告の仕事が減り、どうしようかと思う中、雑誌をつくりたいという単純な思いつきだった」と明かす。

 リクルート時代から付き合いがある取引先に、新しい雑誌をつくりたいと声をかけたところ「印刷代や編集費などが賄えるくらいの広告料が集まった」(中西社長)。当時はぴあやHanako、関西ウォーカーなど関西向け地域情報誌が全盛の時代だった。

 創刊号は5000部。当時決めたコンセプトは「女性目線」だ。リクルートは男女平等の企業で、消費を引っ張る女性の時代が来ると感じていた。京滋向け情報誌にこだわったのも、リクルートの求人誌が京滋版で発行されていたからだ。中西社長は「リクルートでの勤務経験が大きかった」と振り返る。

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