【第21回地球環境大賞】日本経済団体連合会会長賞 資生堂

2012.2.29 05:00

 ■里山の手入れなど地球の恵み保全を最優先に

 資生堂商品のすべては「地球の恵み」でできているとの認識から、地球の恵みの保全(生物多様性の保全)を最優先の環境課題に位置付け、社会貢献や事業活動に積極的に取り組んでいる。五島列島産ツバキ油を、主力ヘアケアブランド「TSUBAKI」に配合するとともに、産地でのヤブツバキの植林・保全活動を開始。原料であるツバキ油は、里山に自生する椿林などから実を収穫し、搾油、精製して作られるが、今回はその里山に椿の苗木を植え、下草刈りなどの保全活動を行うことで、地球の恵みと事業活動との結びつきを見せることができた。こうした事例は、輸入資源の多い日本では貴重であり、体験型環境教育の場として今後とも積極的に活用していく。

 五島列島は過疎化により里山の手入れが不十分なため、企業が植林・保全活動に訪島することで、里山再生にもつながっている。さらに、ツバキ油の売り上げ拡大に加え、五島列島の知名度向上や観光収入の増加など地域の活性化にも寄与している。この活動を通じ、地域の人々と社員がともに椿を愛し、守り育て、地球の恵みに感謝するという輪が広がっている。

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