中国に盗まれる日本の地名 和歌山知事が激怒「とんでもない国」 (3/7ページ)

2012.12.1 08:25

紀州へら竿を手に取る田中和仁・紀州製竿組合長。中国企業の「紀州」商標出願を懸念している=和歌山県橋本市

紀州へら竿を手に取る田中和仁・紀州製竿組合長。中国企業の「紀州」商標出願を懸念している=和歌山県橋本市【拡大】

  • 中国系企業による「紀州」商標出願に和歌山県が異議申し立て。紀州へら竿のパンフレット(右)と、中国で出願された「紀州」の文字(左)。酷似している

 その後、食品流通課から転送されたメールの画像を手がかりに、担当の和歌山県産業技術政策課は、文字の出所を調べ始めた。一見、何かの商品ロゴのようにも見えた「紀州」の文字。職員がわずかな手がかりから和歌山県内の商工会議所などに「紀州の名前が入った団体はありませんか?」などと問い合わせたところ、2週間ほどで、“正体”を突き止めた。

 「紀州」の文字は、和歌山県北部の橋本市にある約45人の製竿師(せいかんし)でつくる「紀州製竿組合」が作ったパンフレットのタイトル文字に酷似していた。明治時代から続く伝統工芸品として知られる竹製の「紀州へら竿」が、問題に巻き込まれていたことが確認された瞬間だった。

 紀州だけの問題ではない

 「まずいなぁ…。和歌山県庁の人から話を聞いたとき、そう感じました」

 壁には材料の竹、畳には作製中の竿が並べられている。橋本市内の工房の中で紀州製竿組合の田中和仁組合長(44)は静かに振り返った。

デザインや銘まで、紀州へら竿がコピーされたケースがあった

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