【都知事選】「復興、忘れないで」伊豆大島土石流から3カ月、島民と温度差  (2/2ページ)

2014.1.16 08:28

土石流災害の現場に設けられた献花台では、発生から3カ月になる今も手を合わせる人が絶えない=東京都大島町元町(大里直也撮影)

土石流災害の現場に設けられた献花台では、発生から3カ月になる今も手を合わせる人が絶えない=東京都大島町元町(大里直也撮影)【拡大】

 元町地区で書店を経営する成瀬田鶴夫(たづお)さん(54)も同じ思いを抱いている。都知事選のニュースは連日報じられているが、「島のことが忘れられている」と嘆く。

 成瀬さんの自宅は土石流災害で氾濫(はんらん)した「大金沢」の流域にあり、全壊した。今後台風が島を襲った場合、再び危険に直面する恐れがあるが、大金沢流域を今後どうするかについての方針は決まっておらず、自宅を再建するかどうかも決められない状況が続く。

 「早急にめどをつけてくれないと身動きが取れない」と成瀬さんは有言実行の新知事を希望する。災害発生から3カ月になる今も生々しい被災現場が残っている伊豆大島。被災者らは新知事に迅速な行動を求めている。

     

 伊豆大島の土石流災害 昨年10月16日未明、台風26号に伴う大雨により島西部の斜面が崩れ、流れ落ちた。気象庁の雨量計では1時間に122・5ミリの猛烈な雨を観測、同日朝までの24時間雨量は平年の10月の倍以上の824ミリを記録した。36人が死亡し、3人が行方不明。現在、東京都教職員住宅などで21世帯50人が避難生活を送る。親類や知人宅で暮らしている12世帯27人と合わせ、避難者は島内だけで77人。建物被害は379棟。うち住宅被害は152棟。

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