野良猫トラブルを無くすために、野良猫の不妊去勢手術やその後の世話をするボランティア団体「靱公園ねこの会」のメンバー=大阪市西区・靱公園(志儀駒貴撮影)【拡大】
殺処分減らすため
同活動に取り組む一(いち)犬猫病院(同市北区)によると、手術によって、繁殖期の鳴き声がなくなる▽尿のにおいが減る▽性格が穏やかになる-などの効果があるという。実際、市が20、21年度に試験的に実施したところ、住民は「鳴き声が減った」(73%)、「車や庭を傷付けられなくなった」(63%)との感想を寄せ、71%が「効果がある」と回答した。
活動に対しては「不妊・去勢手術を強いて耳を切るのは残酷ではないか」と批判を受けることもあるが、岡崎さんは「健康な体にメスを入れることへの抵抗は私たちにもある。でも虐待されたり殺処分されたりする方がよほど酷なこと」。動物愛護団体や環境省も活動を支持しているという。
環境省によると、23年度に全国の保健所が引き取った野良猫は約10万匹。引き取り手がみつかった約1万2千匹以外はすべて殺処分された。殺処分の6割以上が子猫だったという。