同事業は13年度に続いて2年目で、同年度は計42件の事業を採択した。13年度に採択された国書刊行会(東京都板橋区)は北海道弟子屈(てしかが)町で、発電後の熱水を2次利用したハウス栽培用のビニールハウス設置を進めている。
資源エネルギー庁によると、地質調査を同時並行で進めるなど実際の開発を視野に入れた採択者も出ているという。また、「北陸などこれまで地熱発電の開発が進んでいなかった地域の事業も採択されており、地熱発電の裾野を広げる役割を果たしている」と意義を強調する。
14年度予算案では掘削調査などに必要な費用の補助事業や、より高度な探査技術の研究開発事業についても継続して計上している。