日本の地熱資源量は約2350万キロワットで、米国、インドネシアに次ぐ世界3位を占める“地熱大国”だ。だが、全国で稼働中の地熱発電所は東北や九州を中心に17カ所で、合計出力は約52万キロワットと資源量の約2%しか使われていない。
政府は東日本大震災後、気象状況によっては稼働できない太陽光や風力発電と異なり、年間を通じて安定的に発電可能で、発電時の二酸化炭素(CO2)排出量がほぼゼロの地熱発電の推進に転じた。地熱資源の約8割が存在するとされる国立・国定公園内の規制緩和に環境省が踏み切るなど、政府が開発を後押しし始めたことで昨年からエネルギー業界による開発が熱を帯びている。