しかし府警関西空港署によると、昨年1年間の窃盗事件の認知件数は82件となり、23年の41件から倍増。特に目立つのはトイレなどでの置引で、23年の16件が24年は28件、25年は39件と増え続けている。
こうした状況を受け、関空署は昨夏以降、空港内の巡回態勢を強化したほか、置引の被害連絡を受けた場合の対応も変更。従来は交番勤務の警察官のみで状況確認などにあたっていたが、重大事件の発生時と同様、所属の課を問わず10人程度の署員を現場に一斉投入するなどし、初動捜査の徹底を図っている。
同署幹部は「ほかの地域に比べ犯罪が少ないとはいえ、軽微な事案の増加を放置すれば治安の悪化につながりかねない。厳しい姿勢で摘発を進めていく」と話している。