【川内原発再稼働へ】防災計画に課題 避難、ヨウ素剤…後手に回る自治体 (2/2ページ)

2014.7.16 23:03

九州電力の川内原発。手前から1号機、2号機=8日、鹿児島県薩摩川内市

九州電力の川内原発。手前から1号機、2号機=8日、鹿児島県薩摩川内市【拡大】

  • 九州電力の川内原発=1月、鹿児島県薩摩川内市

 事故時に住民の避難などの対策拠点となるオフサイトセンターの整備も課題として残されたままだ。福島第1原発のオフサイトセンターは原発から約5キロ離れた地点にあったが、停電や放射線量の上昇などにより機能喪失に陥り、原発から約60キロも離れた県庁に移され、前線基地として機能しなかった。

 鹿児島県では原発から約11キロ離れた地点にオフサイトセンターを整備しているが、非常用電源や空気浄化フィルターなどを完備するのは今年10月となる。

 規制委の田中俊一委員長は、防災計画を新規制基準と並ぶ「車の両輪」と例えてきた。だが、16日の定例会見では「(防災計画は)規制の範囲外で、審査の中で評価はしていない」と話した。

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