来店者らに話しかけるソフトバンクの人型ロボット「Pepper」=6月18日、大阪市北区【拡大】
IBMは、将来的には医療、オンラインのヘルプデスク、コールセンターでの顧客サービスなどに幅広く活用できるとしている。
「脳」に迫る
IBMは1997年、当時の最新鋭のコンピューターである「ディープ・ブルー」を擁し、当時のチェスの世界チャンピオンに勝利して、「コンピューターが人間を負かした」とやはり話題をさらった。ワトソンはそのディープ・ブルーの系譜を引きつつ、性能は段違いに進歩している。
ワトソンのすごさは、ウェブ上の百科事典「ウィキペディア」などから集めた約70ギガバイトのテキストデータに裏付けられた膨大な情報量もさることながら、自然な話し言葉を理解し、質問を把握して意図を読み解く「認知力」と「読解力」の高さにある。
たとえば、ワトソンが挑んだクイズ番組では、「米国が外交関係を持たない世界の4カ国のうち、この国は最も北にある」といった問題が出された。ちなみに答えは「北朝鮮」だが、このように少々ひねりが加わったQ&Aでも、ワトソンはつまずかないのだ。