来店者らに話しかけるソフトバンクの人型ロボット「Pepper」=6月18日、大阪市北区【拡大】
また従来のコンピューターと開発する技術者は、経済や科学など特定の分野のデータベースを拡充することに力点を置く傾向があったが、どんな分野の質問にも答えるワトソンは、専門家からみても「困難な作業に挑戦している」(ITアナリスト)という。
さらに、人間と同じように経験から学習し、情報と情報を関連づけて理論を構築することにも挑んでおり、その点でも人間の脳に近づいているとされる。
群がるIT企業
IBM以外の米IT企業もAI分野に熱い視線を注いでいる。
たとえばグーグルは今年1月、AIの研究開発を行っているディープマインド・テクノロジーズ社の買収を発表した。同社は電子商取引やゲームなどのアプリ向けの汎用学習アルゴリズムを手がけている。2012年には、起業家でAI研究の世界的権威とされるレイ・カーツワイル氏をグーグルに招き入れた。13年5月には、米航空宇宙局(NASA)や大学と共同で量子コンピューターに関する研究所を立ち上げている。