今回の問題については、加藤氏だけが起訴されたという点も納得できない。初めに加藤氏が在宅起訴されたと聞いたとき、当然、記事の引用元の「朝鮮日報」の記者も起訴しているものだと思った。しかし朝鮮日報側は不問。めちゃくちゃな対応で、不当もいいところ。とんでもないことだ。
韓国にとって流してほしくない情報を出した産経新聞が狙われたな、という感じ。この対応を見ていると、朴槿恵大統領の意向が検察の判断に影響していると思わざるを得ない。大統領から司直は独立しているのであって、検察は大統領の宣伝機関ではないはずだ。
今回の起訴で、韓国検察に対する不信感が日本だけでなく海外にも広がった。しかし、韓国側はこれでどう思われるか、あまり考えていなかったのだろう。今後も「朴大統領を誹謗する目的で虚偽事実を広めた」という主張をすればするほど、国際社会の中で韓国の立場は悪くなる。