【女性のエネルギー考】勝間和代さん「原発のすべてがリスク」は再考すべき (5/5ページ)

2015.10.22 06:23

経済評論家・勝間和代さん

経済評論家・勝間和代さん【拡大】

 --原発に対してはとくに女性が厳しい目を向けています

 「女性はエネルギー問題を分かっていないのではなく、男性に比べ将来に対する影響を深く考え、リスクに対し回避的なんです。確かに今は女性の多くが原発は危ないと考えていると思いますが、その理由を理解不足に求めるのは間違いです。彼女たちが今一番知りたいのは、どうしたら自分たちの子孫まで安全な電気を安心して使えるようになるかということ。仮にそれが原子力だとしたら、どういう条件が整えばリスクを最小化できるかということですが、その答えはまだ見つかっていないと思います」

 --いくつかの原発を視察しているようですが、現在進められている安全対策をどう評価していますか

 「過剰すぎるくらいしっかりとした対策を施していると思います。中部電力の浜岡原発(静岡県御前崎市)がその筆頭ですが、22メートルの防波壁や何重もの電源確保対策をはじめ、南海トラフの最大級の地震が発生することを前提にした対策を幾重にも施しています。電力会社がそこまでの覚悟を持って安全対策を進めていることが、どこまで知られているかについては疑問を感じます。不確実性の高い将来の原発事故のリスクと、化石燃料を思い通りに調達できなくなるエネルギー危機のリスクを比較すれば、後者の方が高いと思いますが、両者に可能性があるならヘッジしておこうということなのでしょう」(聞き手 神卓己)

【プロフィル】勝間和代

 かつま・かずよ 慶応大商卒、早稲田大ファイナンスMBA取得。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立し、株式会社監査と分析取締役。ウォールストリート・ジャーナルの「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれる。内閣府男女共同参画会議議員、中央大学ビジネススクール客員教授。幅広い分野で発言し、ネットリテラシーの高い若年層を中心に高い支持を受けている。著書多数。46歳。東京都出身。

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