京都府警が昨年秋ごろからインターネット上で、清水寺で撮影された盗撮画像を多数発見。捜査班を編成し、今年9月末から集中取り締まりを実施していたのだ。
盗撮犯に狙われているのは、清水寺だけではない。千手観音がずらりと並ぶ三十三間堂(京都市東山区)や京都駅(同市下京区)の駅ビル大階段などでも被害は報告されており、今年に入ってから11月末までに13件、盗撮の摘発事案があった。
望遠レンズを使って…
実は、川縁に数多くのカップルが座るスポットとしても知られている鴨川も“危険地帯”だ。
9月、対岸から望遠レンズで盗撮したとして、府迷惑行為防止条例違反の疑いで京都市内に住む銀行員の男(28)が逮捕された。8月に逮捕された愛知県あま市に住む会社員の男(47)は「盗撮目的で来た」と供述。鴨川も盗撮犯たちに狙われていることが浮かび上がった。
愛知の男のケースでは、鴨川河川敷で女性(24)のスカート内を、望遠レンズを付けたデジタル一眼レフカメラで複数枚盗撮したとして逮捕された。