なぜ観光都市・京都に盗撮犯が集まるのか… 摘発数の数十倍は発生している? (3/5ページ)

2015.12.31 17:12

清水寺での盗撮の集中取り締まりでは、特殊なピンホールレンズを付けたビデオカメラも押収された

清水寺での盗撮の集中取り締まりでは、特殊なピンホールレンズを付けたビデオカメラも押収された【拡大】

  • 観光客が行き交う清水寺の仁王門前。インターネット上で〝パンチラスポット〟として紹介されている=京都市東山区
  • 押収された自撮り棒。スマートフォンの画面を下に向けて取り付け、低いアングルからの盗撮に使われていた

 府警によると、鴨川河川敷では当時、照明のオブジェを設置するイベントの最中だった。男は、しゃがみ込んでオブジェを眺めていた女性の5~6メートル先で姿勢をかがめるなどし、70~300ミリの望遠レンズを付けたカメラで盗撮していた。

 被害者の女性が男の動きを不審に思って声をかけ、盗撮された写真を確認した。カメラ内には、複数の女性のものとみられる同様の写真が100枚以上記録されていたという。

 世界的な観光地ゆえに

 なぜ、京都が狙われるのか。

 京都を訪れる観光客は年間で5千万人以上に上る。他の都市と大きく異なるのは、首からカメラを下げた観光客が非常に多い、という点だ。

 また、市内の至る所に撮影スポットがあり、望遠レンズを付けた一眼レフカメラなど、充実した機材で撮影に臨むアマチュアカメラマンも実に多い。京都の街中はカメラを持った人ばかりなので、街中でカメラを構えても自然で目立たないのだ。

例えば、平日の午前中に街中を制服姿で歩いているグループがいると…

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