中国人の男女と偽装結婚していた日本人の夫婦。1歳児と保育園児2人を抱える「普通の家族」として周囲から認識されていた。困窮を極めた末、中国人女ブローカーの甘言にはまってしまったのか…【拡大】
魅力的な「配偶者」資格
警察庁のまとめによると、偽装結婚の摘発は平成23年の554人をピークに減少傾向にあり、26年は371人だったが、昨年は上半期で183人と前年同期(165人)を上回った。国別でみると、最も多いのは中国籍(45人)で、次いでフィリピン籍(14人)、韓国籍(11人)。「受け皿」となる日本人の摘発者は103人にのぼる。
偽装結婚の場合、外国人側は多額の手数料をブローカーや結婚相手に支払うケースが多い。捜査関係者は「手数料以上に『日本人の配偶者』の在留資格を手に入れることで得られるメリットが大きい」と話す。
日本に滞在する外国人は、在留資格の種類によって国内で認められる活動が区別される。例えば観光などが目的の「短期滞在」や就学目的の「留学」は、原則として日本での就労が認められていない(留学の場合、資格外活動の許可を得れば原則として1週28時間まで就労可能)。