覚醒剤を所持、使用したとして逮捕され、世間に衝撃を与えた元プロ野球選手の清原和博容疑者。「一度使えば人生を破滅させる」といわれる覚醒剤。依存の〝無間地獄〟から抜け出すには…【拡大】
依存断ち切るアプローチを
極めて依存性の高い覚醒剤だが、それでも立ち直ろうともがく人たちが大勢いる。
兵庫県出身の40代の男性は、10代で覚醒剤に手を出した。「目の中にカメラが埋め込まれ、誰かに監視されている」。幻聴や幻想などの精神症状に襲われるようになり、こんな感覚が離れなくなった。覚醒剤を求めて自宅で暴れるようになり、たまりかねた父親の通報で逮捕された。
1回目は執行猶予付きの判決だったが、2回目は実刑判決を受け、刑務所に収監された。だが、塀の中でも覚醒剤への渇望が止むことはなかった。3年近い刑期を終えて出所すると、その足で再び覚醒剤を買いに行った。
逮捕と再犯を繰り返し、3回目の刑務所暮らしの後、一念発起して薬物依存からの回復プログラムを持つ「DARC(ダルク)」という民間リハビリ施設に入所した。もう二度と覚醒剤を使わないとの覚悟だった。