【原発事故5年】重み増す東電の「十字架」膨らむ賠償費用、増え続ける汚染水 (2/2ページ)

2016.3.11 23:08

東日本大震災の発生時刻に、社員とともに黙祷を捧げる東京電力の広瀬直己社長=11日午後2時46分、東京電力福島第1原発(代表撮影)

東日本大震災の発生時刻に、社員とともに黙祷を捧げる東京電力の広瀬直己社長=11日午後2時46分、東京電力福島第1原発(代表撮影)【拡大】

 費用捻出のため、大規模な人員削減を実施した。平成26年度には1千人規模の希望退職を募り、10年かかる予定の削減目標を7年前倒しで達成。社員を交代で被災地の復興支援ボランティアに派遣する取り組みも続いており、これまでに延べ約23万人が汗を流した。

 先月には、福島の事故の炉心溶融(メルトダウン)をめぐる「マニュアルの隠蔽(いんぺい)」とも取られかねない事態が起き、自治体や住民との信頼関係を大きく後退させた。

 デブリの取り出しを含む本格的な廃炉作業はこれからで、廃炉への明確な道筋も見えない。汚染水は増え続け、約1千基のタンクが敷地を埋め尽くしている。

 東電は近く、汚染水の発生そのものを抑制する「凍土遮水壁(とうどしゃすいへき)」を稼働させる計画だが、その効果は未知数だ。(天野健作、緒方優子)

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