「特別天然記念物の一生をカネで買うのか」 ふるさと納税特典めぐり騒動に (5/7ページ)

2016.5.4 17:12

兵庫県立コウノトリの郷公園で飼育するコウノトリ。命名権をめぐり騒動になった(同公園提供)

兵庫県立コウノトリの郷公園で飼育するコウノトリ。命名権をめぐり騒動になった(同公園提供)【拡大】

  • ふるさと納税の寄付者が命名したサルの「アクト」(大分市提供)

 「コウノトリをモノ扱い」

 兵庫県の井戸敏三知事は「特典を出すというのは、ふるさと納税の趣旨からすると違っている。事業の目的や趣旨に賛同して納税してもらうのが本道だ」と話す。だが、実は兵庫県もちょっとつまずいた。

 国の特別天然記念物、コウノトリの命名権を特典にすることを公表したところ、批判が集中したのだ。

 兵庫県教育委員会は、ふるさと納税で県に30万円以上を寄付した人を対象に、県立コウノトリの郷公園(同県豊岡市)で飼育するコウノトリの命名権を特典にした。寄付はコウノトリの野生復帰に向けた取り組みに使われる。

 この命名権をめぐり、県教委は当初、「一生涯に渡って名前を使用する」と設定。しかし、県民らから「生き物に命名して寄付を募るのは不適切」「特別天然記念物の一生を金で買うのはどうか」などの批判的な意見が寄せられ、ネットでも「公序良俗に反する名前が付けられたらどうするのか」「コウノトリをモノ扱いしている」などと話題に。

 さらに、コウノトリの郷公園があり、野生復帰に力を注いでいる足元の中貝宗治・豊岡市長も県に再検討を申し入れた。

県教委は発表からわずか2日後に命名権の期限を3年間限定に修正

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