■放射線と生活習慣の発がんリスク比較
(発がんリスク/リスク増加率/比較対象者)
喫煙する男性/1.6倍/喫煙しない男性
放射線被ばく(1000ミリシーベルト)/1.5倍/被ばくしない人
大量に飲酒/1.4倍/ときどき飲む
やせ型男性(BMI14.0~18.9)/1.29倍/標準型男性
肥満型男性(BMI30.0~39.9)/1.22倍/標準型男性
運動不足/1.15~1.19倍/運動をよくする人
放射線被ばく(100~200ミリシーベルト)/1.08倍/被ばくしない人
野菜不足/1.06倍/野菜をよく食べる人
夫が喫煙する受動喫煙の女性/1.02~1.03倍/夫が喫煙しない女性
放射線被ばく(100ミリシーベルト未満)/検出不可能/被ばくしない人
※国立がんセンター調べ
※BMIは体重/身長の2乗で計算
※放射線被ばくは広島、長崎の原爆被ばく者の追跡調査によるデータ
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【プロフィル】中川恵一
なかがわ・けいいち 1985年東大医学部卒、同医学部放射線医学教室入局。スイスのポール・シェラー研究所客員研究員、東大院医学系研究科生体物理医学専攻放射線講座講師などを経て、2002年から現職。05年緩和ケア診療部長を兼務。医学博士。著書は、『ビジュアル版がんの教科書』(三省堂)、『放射線医が語る福島で起こっている本当のこと』(KKベストセラーズ)、『放射線医が語る被ばくと発がんの真実』(同)など多数。1960年東京生まれ。