退院し、両親と病院を出る田野岡大和君=7日午後、北海道函館市の市立函館病院(宮崎瑞穂撮影)【拡大】
北海道七飯町の林道で行方不明となり、6日後に保護された北斗市の小学2年、田野岡大和君(7)が7日午後2時すぎ、入院先の函館市の病院を退院し、報道陣の前に姿を見せた。
はにかんだ表情で小さく手を振った田野岡君は、記者から「今、何がしたいですか」と聞かれると「野球です」と答え、体調については「大丈夫です」とはっきりした口調で話した。「早く学校に行きたいですか」との問いには、大きな声で「行きたい」と笑顔を見せた。
田野岡君は3日、鹿部町にある陸上自衛隊演習場の施設で保護された。軽い脱水症状があり、手足に擦り傷を負ったが順調に回復したという。