
今年の阿波おどりのPRポスター。例年通り開催されることは決まったが…(徳島市提供)【拡大】
観光協会は最高裁への抗告を断念
観光協会の債務は約3億8千万円だが、市が桟敷席を2億1600万円(税込み)で購入することから債務は約1億8千万円に減額。さらに協会の現預金約1億5千万円を引くと実質約3千万円になる。
観光協会は当初、即時抗告が棄却された場合は最高裁に特別抗告する方針を示していた。しかし「腑に落ちない点は多々ある。市からの一方的な対応、約3千万円の負債での破産手続きに対しての特別抗告だった」としながらも、「阿波おどりを決して邪魔するものではない。これ以上の混乱を招かないようにし、阿波おどりが無事、開催されることを望む」として特別抗告を断念した。
一般向けチケット販売は7月1日から
徳島市、徳島新聞社、県商工会議所連合会などでつくる新たな主催者団体「阿波おどり実行委員会」は5月30日、有料演舞場の桟敷席チケットを例年通り販売すること決めた。
それによると、前売り料金は南内町演舞場の特別席が5千円、その他各演舞場のS席が2千円、A席が1800円、B席が1600円、C席が800円。
チケットは旅行業者向けが6月1日、南内町演舞場の特別席が6月15日、一般客向けが7月1日から販売。全国のコンビニエンスストアやインターネットで購入できる。