【どんな人を求めている?】どの領域、職種においても「即戦力になり得るスペシャリスト」が求められている
40歳以上の中でも、とりわけ特定分野での即戦力となり得る人が求められているため、「一つの領域で長く経験を積み、専門性を磨いていることが大事」と、齋藤氏、黒田編集長とも口をそろえる。
「どの業界・職種でも、より即戦力となり得るプロフェッショナルが求められています。ただ、必ずしも同業界経験者でなければいけないというわけではありません。例えば営業職なら、営業対象、営業方法が同じで、扱う商品・サービスの価格帯が似かよっていれば、業界は違っても今までのスキル・経験が応用できます」(黒田編集長)
例えば、個人向けに車を営業してきた人ならば、分譲マンションの営業でもその経験・スキルが応用できる。二つの仕事の共通点は、『個人相手』に『高額商品』を『新規開拓中心に』行う点。この共通経験が、営業現場ですぐに活かせるだろう。また、食品メーカーの生産技術系エンジニアであれば、『工場での生産設計の経験』に伴う『ベルトコンベアラインの配置の知識』などが、別の製造業種の生産ラインや、物流会社の物流・配送ラインでも十分活かせるはずだ。