評価にあたっては、仕事への取り組み姿勢や進め方の質、すなわちプロセスが肝心です。最初に設定した目標が、進めてみたら「適正ではなかった」ということはよくありますから、定期的に見直して軌道修正する必要があります。そのために大事なのが「ホウレンソウ」、つまり上司への「報告」「連絡」「相談」です。これができていれば、どこかで軌道修正ができたはず。評価されない原因は「コミュニケーション不足」のひと言につきるでしょう。
設定された目標を正しく理解していない場合
■目標数字はちゃんと達成してるのに…
<お悩み>
社員数30人の広告代理店で営業をしています。社歴も長いため、後輩の面倒を見る役割も。たくさんの種類の商材を扱っているので、会社が定めた重点商品だけでなく、顧客のニーズに合わせて幅広く商品を提案しています。目標数字もちゃんと達成しているのに、評価がついてこないんです。重点商品が大事なのはわかりますが、そもそも営業職は「売ってなんぼ」のはず。納得がいきません!
【藤井氏の回答】
重点商品というのは経営方針ですから、そことズレていれば努力は評価されにくいでしょう。また、「リーダー的存在なのに自分の数字ばかり気にする」といった、すべき努力が間違っている場合も同じです。ひとえに、あなたが期待されている役割が何なのかをいま一度確認することです。