少子化や一人暮らし世帯が増え、ペットを家族の一員として捉えて人間同様に扱う飼い主が増えてきている。
「想像以上にペット市場は拡大するでしょう。人間が利用するすべてのサービスにおいて、『ペット向け』が通用するというわけです。ペットフードやペット向け衣料品のほかに、保険やエステ、フィットネスや、ペットと一緒に利用できる飲食店やホテルなどは、今後間違いなく数を増やすでしょう。ペットのカウンセリングや介護などのサービスも増えるかもしれません」(鈴木氏)
【注目のキーワード7】韓国
新大久保駅の営業利益が急増の裏に、韓国ブームがある!?
専業主婦世帯が減り、共働き世帯数が大きく増えている。女性の社会進出も今や当たり前になりつつある。それに伴って、20代以下、30代、40代ともに女性の可処分所得が右肩上がりとなっている。さらに、単身勤労世帯の1カ月の可処分所得について男女差を調べたところ、20代以下にいたっては男性よりも多いことが判明。今、消費のカギを握っているのは、単身世帯の女性といえそうだ。
「面白いデータがあります。JR東日本の発表ですが、2011年9月の新大久保駅の営業利益が前年比で38%も増えたということです。新大久保といえば首都圏最大のコリアンタウン。2000年代初頭から続くドラマやアイドルなどの韓流ブームはもちろん大きいでしょうが、美容にいいとされる韓国料理や、韓国エステの人気も急激に高まっています。消費者の根強い支持を集める『韓国』は、引き続き目が離せないキーワードの一つです」(鈴木氏)