養殖トラフグは天然を超えた? エサの技術進歩で食味向上 (1/4ページ)

2013.12.1 10:02

 11月29日は「いい(11)フグ(29)の日」。かつて高根の花だったトラフグは、養殖技術の進展で手頃な値段で食べられるようになってきた。独特の食感である弾力性はコラーゲンがたっぷり入っている証しで、美容と健康に敏感な女性にお勧めの食材だ。(平沢裕子)

 クロマグロに並ぶ

 いいフグの日は全国海水養魚協会・トラフグ養殖部会が養殖トラフグの普及を目指し、今年初めて記念日として制定した。

 てっさ(フグの刺し身)、てっちり(フグのちり鍋)などフグ料理は寒い季節がおいしいが、関東では関西に比べ、それほど一般的な料理ではない。同会の前田若男部会長は「記念日制定を機に、てっさ・てっちりの食文化を東京でも広めたい」と意気込む。

 フグの中でもトラフグは最高級とされる。天然フグの生産量は約6千トンだが、このうちトラフグは100トンあるかどうかで、高級料亭で食べれば1人4万~5万円する。手頃な価格で提供されている天然フグはサバフグやゴマフグなどで、同じフグでもトラフグに比べれば食味が劣る。

価格の安さから「養殖は天然ものに劣る」と思う人もいるが…

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